牧場こぼれ話・2006


セガサミーカップゴルフトーナメント
で来道されていた里見会長
ご一行様が当場でバーベキュー&乗馬を楽しまれました。
近藤真彦さんご夫妻、写真家の加納典明さん
ミスター赤ヘルこと山本浩二さん、元プロ野球選手で
野球解説者の平松政次さん、池谷公二郎さん他
素晴らしい方々と楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
これも馬が結び付けてくれたご縁です。
お馬さんに感謝!!




2006年  6月25日 ナイキアースワーク ユニコーンS(G3)優勝

  


ダービーの翌週6/3土曜日、東京競馬場メインレースユニコーンS(G3)に見事、当場生産馬ナイキアースワークが優勝いたしました。
いつもよりスタートは良かったものの、後方追走。3コーナーから手応え良く大外をまくりながら先行集団に詰め寄りあと2ハロンのところで、先頭に立つ勢い。
そのまま危なげなく2番手を突き放して4馬身差の圧勝でゴールイン。
ジョッキーの横山典からは「パワーが違うから大外からまくってみた。これで腰がパンとしたら大物だよ。まだまだよくなる」とのコメントいただきました。

トレーナーの大久保龍志師もうれしい重賞初勝利。今年すでに16勝と好調キープ。

オーナーの小野誠治様はJRAの馬主登録をされた1988年からお付き合いさせていただいています。
その年に所有してくださったアストロゲートは92年ミホノブルボンが優勝したダービーに出走していました。
しかしその後、アイキューベスト、ナイキアフリートなど準オープンからオープンまでは行くものの、重賞レースを勝つことが出来ず、私自身非常に歯がゆい思いをいたしておりました。



それというのもオーナーは馬を購入する際、私の薦める馬をほとんどの場合、実馬を全く見ずか、写真をご覧になるくらいで決めてくださる方なのです。そして、海外購入馬か自分自身でお持ちの繁殖牝馬の仔以外はほとんど千代田牧場の生産馬以外購入されません。ですから今回の勝利は、私を含めスタッフ一同、特別な思いがあるのです。

オーナーも今まで、南関東ではナイキアディライト、ナイキジャガーなどで東京ダービー他数多くの
大レースに優勝していますが、中央の重賞は初めての勝利です。
次走は7/12大井で行われる、ジャパンダートダービーですが最有力候補になるのは間違いないと思います。

これからもオーナーの夢を実現すべく、一生懸命頑張って生きたいと思います。
この勝利、私にとってはGIレースに等しいぐらい感慨深いものでした。
オーナーをはじめ、奥様、二人のご子息も馬主になられ、家族全員で競馬を楽しんでおられる姿を見ると、本当にほほえましく思えます。
ナイキアースワークの益々の活躍を期待いたします。

2006年  6月3日 戸田調教師 祝100勝
5/13(土)東京競馬1Rで当場生産馬ディスイズザライフが勝ち、戸田調教師が中央競馬厩舎開業6年目にして見事100勝を記録いたしました。おめでとうございます。

実はこの100勝のうち、千代田牧場生産馬14勝。そしてマル外のハイパーディライト2勝と大変相性が良い厩舎です。
昨年も29勝のうち7勝が当場生産馬でした。
皆様、戸田−千代田ラインには特に注目していてください。

開業当初からお付き合いさせていただいていますが、正直トップクラスの馬をお願いしていたわけではありませんでした。
ハイパーディライトにしてもOCDがあり4肢のうち、まともな脚は1本だけ。そのほかは骨膜だらけ。
入厩してもレントゲン検査をするとショックを受けるから、しないで欲しい、といって渡したほどでした。
それでも能力を十分に発揮させてくれ、屈腱炎になっても2年近く休養させ復帰することが出来ました。
また、今回勝ったディスイズザライフもひざが極端に曲がってきてしまい、当初予定していた厩舎をキャンセルしてそのまま繁殖にする予定の馬でした。

彼の馬に対する愛情、熱心さ、思い入れ、そして何よりも行動力が今の成績につながっているのだと思います。
一見こわもてに見えますが、気は優しく、人一倍気を遣う男です。
学生馬術をやってきただけあり、礼儀正しさは折り紙つき。
これからも千代田牧場は応援していきます。
特に2歳はスペシャルウィーク産駒、1歳はブライアンズタイムの牝馬(ブロンコーネ全妹)、牡馬(セイコーサンデー半弟)など有力オーナーの後押しもあり、ますます成績をあげていくと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。


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