世界でも有数の規模を誇るサラブレッドのセリ主催者キーンランドとファシグティプトン。
米国ケンタッキー州レキシントンで毎年11月に開かれる両社のノベンバーセールは、
一流血統の繁殖牝馬と当歳が上場し、世界中からバイヤーが集まる一大イベントです。
当場の社長も毎年、参加しています。もちろん今年も行ってきました。
セリの様子は日米の各メディアでも紹介されていますので、ここでは道中のこぼれ話をお届けします。
成田からシカゴへは11時間の旅。ケンタッキー州レキシントンへはそこから乗り継いで1時間半です。
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シカゴの空港のマクドナルドにて。ポテトのMサイズがかわいく見えるほどの
ビッグサイズ。だけど野菜もたっぷりです。店員さんが「さっさと注文しろ」と
言わんばかりにやたら睨みをきかせてくるのにはまいりました。
日本のスマイル¥0ってすばらしいと思います。 |
レキシントンの11月は例年冷え込むそうですが、今年は比較的暖かく、
マフラーに手袋に耳あてにネックウォーマーまで用意していった筆者の気合いは空振り。
幸い天候にも恵まれ、馬を見て歩くには絶好の日和が続きました。
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並木のきれいなキーンランドの厩舎 |
お隣のキーンランド競馬場。馬券売り場のすぐ隣には魅惑のATM! |
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こちらはファシグティプトン。黄昏時から始まるセリはお酒も入って盛り上がります。 |
トピックスでもお伝えしました通り、ファシグティプトンにてアラバマS勝馬Lady Joanneを、
キーンランドでUnbridled Breeze(米3歳牝馬チャンピオンBanshee Breezeの全妹)を購買しました。
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Lady Joanne
(Orientate-Oatsee by Unbridled) |
Unbridled Breeze
(Unbridled-Banshee Winds by Known Fact) |
Unbridled Breezeは、じつは8年前のキーンランド1歳セリで社長が競った馬だったのですが、
今回のセリでの出会いは本当に偶然。
セリ会場でふと社長が「Posseの血統って何だったっけ?」。
(Posseは当場が今年シルクHCの当歳募集に提供しているヒシナイル2009の父です)
思い出せなかったので、セリ名簿からPosseの産駒のページを探すと、
Posse産駒唯一の上場が、Unbridled Breezeの当歳でした。そのページを見た社長は大興奮。
「あれ、この母馬、オレ競ったことあるよ。1歳のときに欲しかったけど落とせなくて、前の繁殖セリは欠場だった!」
そしてその前のページに社長の憧れの馬Unbridled Breeze自身も上場していることを発見!
8年越しの想いが叶い、社長のもとにやってきたUnbridled Breeze。
Unbridled Breezeはその名の通り、父Unbridled。一方、Lady Joanneは母父Unbridled。
Lady JoanneがUnbridledやStreet Sense、そしてUnbridled Breezeの全姉Banshee Breezeと同じ
Carl Nafzgar調教師の管理馬だったと知ったのは帰国後のことでした。
巡り合わせの縁を感じます。
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これからよろしくね
とLadyに迫る社長 |
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Ladyに拒否(?)される社長。
Don't Mind! |
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そのほか、米国に繋養している繁殖牝馬に会いに行ったり、
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牧場で出会ったラブリーな仔猫。社長も思わず、萌え〜 |
名種牡馬たちを訪ねたり、
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Kingmambo! |
パドックのA.P.Indyに大感激! |
威厳があるというかオーラが違います。 |
本場のケンタッキーを楽しんだり。ケンタッキーの地ビールも満喫!
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それでは、新しく千代田ファミリーに加わった2頭のこれからをお楽しみに。
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レキシントンからシカゴへ向かう朝6時発の飛行機より。
夜明けから夜明け前へと向かう1時間半のフライトは
素敵な風景の連続。
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(※写真の種牡馬5頭は左から Curlin、Kingmambo、Unbridled's Song、Distorted Humor、Sharp
Humor)
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