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2011 #3〜どうしたバサラ!頼むぞガンドッグ!・・・村木篤&隆オーナー〜2月26日2回中山初日。第10レースに満を持してストロングバサラが出走してきました。 *     *     *     *     *
遡ること12月の中山開催。2着が4回続いた後の12月11日、北総特別のパドックには、村木篤オーナーとご子息で自身もオーナーである隆さん、お嬢様の克子さん、そして隆さんの奥様である裕美さんがストロングバサラ(父シンボリクリスエス 母ワイプザアイ)の応援に駆けつけました。ここも1番人気。「今度こそ大丈夫ですよね・・・」と少々不安そうにつぶやく女子チーム。「もちろんですよ、ねえ、久保田調教師」と元気よく言ってはみたものの、私も少しだけ心配ではありました・・・。すると不安的中、勝ったのはなんと同厩舎のオーロブレッド。ストロングバサラは2着どころか4着。村木オーナー、「・・・帰ります」の一言を残し、寂しげに競馬場を後にされました・・・。 そして、年明け2月5日の東京競馬場。当然の1番人気で迎えた金蹄S(ダ2100m)のパドックで、「今度こそ、大丈夫よね!」と笑顔の女子チーム。私も「今日はメンバーにも恵まれたから絶対に大丈夫」と自信を持って答えました。ところが・・・すんなり勝ってくれるはずが超人気薄の関西馬に差されて(また)2着。ううーッ、悔しい〜。 *     *     *     *     * 父Crafty Prospector 母Raja’s Delight( 母父Raja Baba)という1997年生まれのアメリカ産牡馬を、「千代田牧場で育成して欲しい」と増沢末夫元調教師から依頼されたのが1999年のこと。馬の名前はストロングレイダー、そのオーナーが村木篤氏でした。これが千代田牧場と村木オーナーとの馴れ初めですが、その時、村木オーナーは育成馬を預けて下さっただけでなく、1頭の当歳を購入して下さったのです。 村木オーナーはそれまで、牧場に足を運び、自分の目で確かめて馬を買われたことがなかったそうです。そんなオーナー親子が初めて実馬を見て一目惚れ、即決して下さったのが当歳のストロングブラッド(父トウカイテイオー、母ワイプザアイ)、ストロングバサラのお兄ちゃんでした。 ストロングブラッドは2002年1月の東京競馬でデビュー勝ち。続くGV共同通信杯は9着に終わりましたが、その後、着実に成績を伸ばしていきました。中山の金蹄Sに勝つと、続くGVカブトヤマ記念(福島・芝1800m)で、見事初重賞勝ちを収めました。芝もダートもどちらも走りましたが、主な活躍の場はダートでした。東京のGTフェブラリーSにも二度挑戦。一回目は2004年の11着、翌2005年は7着でした。しかし、その年の5月にかしわ記念(GI・船橋競馬場)で念願のGI制覇。6月の帝王賞(GI・大井競馬場)は惜しくも2着でしたが、地方交流重賞では、かしわ記念をはじめ、さくらんぼ記念(GV・上山競馬場)、群馬記念(GV・高碕競馬場)を制し、12戦3勝2着4回3着3回の大活躍。以来、村木オーナーは毎年のようにご家族で牧場にお見えになり、気に入った馬を購入して下さいます。
そういえばこんな事もありました。2009年のこと、4月18日の中山でストロングバサラが勝つと、25日の福島でストロングジョイスが、5月3日の新潟ではまたまたストロングバサラが、そして9日の東京でストロングロビン、16日の東京でストロングマリオンが勝って、毎週1頭ずつ出走した村木オーナーの馬が5週連続で勝利を収めるという快挙を達成!(5頭とももちろん千代田牧場の生産馬です)。 篤氏は新潟馬主協会の副会長を務める馬主暦30年の重鎮でいらっしゃいますが、ご子息の隆さんもまた千代田牧場をご贔屓にして下さっています。昨年は久保田貴士厩舎所属のガンドックが3勝、武市康男厩舎のプレミアムパスが勝ち上がりを決め、計4勝を挙げました。ガンドッグは年明けの京都競馬で1番人気に支持されながら残念な結果に終わりましたが、今週の中山に期待です。 *     *     *     *     * ストロングバサラ、26日の中山は残念、2着も外してしまいました。少し疲れがあったでしょうか?今年の2歳からは半弟(父ネオユニヴァース)もデビューしますし、ディープインパクトの牡馬、ゼンノロブロイの牡馬、牡版ホエールキャプチャとなるか芦毛のクロフネ×サンデーの牡馬と、楽しみな馬がたくさんいますよ。休養中のストロングガルーダ(2009年ラジオNIKKEI杯-GV優勝)も5月の新潟で復帰の予定です。皆様も是非チーム新潟にご注目下さい!
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