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2011 #9夏競馬といえば新馬戦
今年の夏はいかがお過ごしでしたか。 *     *     *     *     *
夏といえば夏競馬。夏競馬といえば、新馬戦です。すでに入厩した当場の2歳馬たちも、順調にゲート試験に合格し、デビューに向けて調教をこなしています。当場の一番手はジェノア(牝 父ストラヴィンスキー 母ディスイズザライフ)。新馬3着から2戦目、8月14日の小倉で初勝利を決めました。20日の新潟ではクリスタルブランカ(牝 父ネオユニヴァース 母ラグナセカ)が新馬2着、同じ日の小倉でカジキ(牡 サクラバクシンオー/エターナルハピネス)が3着、翌21日にはシュンマリ(牝 父マヤノトップガン 母シルクアウローラ)が新馬3着と頑張っています。 中央競馬だけではありません。地方でも当場生産馬たちが好発進。道営でラプタークラウドがJRA認定を勝ったのを皮切りに(9月1日 連勝で2勝目を挙げました!)、大井でスズランステージが2戦目を快勝しました。同じく大井でデビューを控えているスズランメロディ(南関東重賞戦線で活躍したトウケイファイヤーの全妹)も楽しみです。
さて、今年は珍しく、私の馬が船橋の川島正行厩舎からデビューしました。 *     *     *     *     *
それでは、ここでちょっと母リファールニースのお話から・・・。
母バーブスボールドは1978年米国生まれ。名種牡馬リファールを兄に持ち、1歳セリでは当時の牝馬最高価格の145万ドルを記録しました。勝鞍はフランスでの1勝だけでしたが、重賞2着の実績を残しました。繁殖となり、Northern Dancerを受胎している時についた価格が365万ドル(お腹の仔が後のThorn Dance)。その3年後、Greintonを受胎してキーンランドのノベンバーセールに上場された時、私がいくらで競り落としたかはご想像にお任せしますが、興奮と嬉しさで、私の頭からは湯気が出ていたそうです。
リファールニースは不出走ですが、母としてはとても優秀でした。1億3000万円を稼いだビッグフリートをはじめ、新馬勝を含む3勝を挙げたダイワエッセンス、平地で4勝、障害でも阪神ジャンプS(JGV)を含む4勝と活躍したマヤノスターダム。
キャントセイワーズは1歳秋ですでに500kgを超える馬体の持ち主でした。兄たちを優に超える馬格が、アフリートの牝馬を探していた川島調教師の目にとまり、預かって頂くことになったのです。 *     *     *     *     *
新馬戦はまだ始まったばかりですが、秋がやってくると、もう来年のクラシックをささやく声が聞こえます。キャントセイワーズには南関東のクラシック戦線での活躍を期待しています。ゆくゆくは中央の重賞にも参加できたらいいなあ・・・。 |
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