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2011 #10キーンランド・セプテンバーセール・・・今年は池江先生と
8月末に米国東海岸を直撃したハリケーン・アイリーン。レキシントンではその後も低気圧に覆われ、雨が5日間ほど続いたそうです。私の滞在中はいつもながらお天気に恵まれましたが、ちょっと聞いてください。こんなこと初めてです。 *     *     *     *     *
「突然だけど、キーンランドに一緒に連れて行ってもらえますか?」
「僕はね、田舎で育ったから山歩きには慣れているんだよね。足腰は丈夫だよ。それにね、3月からトレーニングジムに入会して、体力維持に努めているからね!」 という先生の足の筋肉には驚きました。 「家族に、『お父さん、せっかくの機会だからマチュピチュに行こうよ』って言われてね。家族で世界遺産もいいかもしれないけど、僕は山歩きは小さい頃にいっぱいしたから、馬見て歩くほうがいいんです。 お昼はトラックキッチン(厩務員食堂)でかまいませんよ。何でもOKです。ディープと一緒にフランスに行ったときは一か月半の滞在だったから、何でも食べました」 世界遺産より馬だなんて、池江先生らしくて素敵ですよね。
いつもセリで見たい馬は前もって名簿でチェックしていきますが、実際に見て歩きながら見つける馬もいます。
セリ以外には、種馬を見に行きました。そのうちの1頭がテイラーメイド・ファームのUnbridled’s Song。池江先生とは縁の深い馬です。 Unbridled's Songと
ウィンスター・ファームのBellamy Roadは今、私が注目している種馬です。今シーズンまで、別の小さな牧場に繋養されていましたが、初年度となる昨年、今年と続けて産駒が重賞を制覇。今年はGIと2歳重賞を含む3頭の重賞勝馬を出しており、ウィンスター・ファームに移動した今後はさらに期待が膨らみます。現役時にGIウッドメモリアルSを17馬身差で圧勝したパワフルで豪快なイメージの通り、黒っぽくて、間近で見るととても迫力があります。先生も及第点を付けて下さいました。今年は米国にいる当場の繁殖にも種付けしました。どんな仔が生まれるか楽しみです。 ケンタッキーダービーの優勝カップです! *     *     *     *     *
先生は常々「我慢と辛抱。だから今の私がある」とおっしゃいます。ディープインパクトも先生の存在なしには語れません。馬に関わる者として、人として、とても尊敬しています。今回のセリでは、一緒にたくさんの馬を見ることができて、大変勉強になりました。またご一緒する機会に恵まれることを楽しみにしています。 |
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