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2013 #4

11週連続勝利

 桜の季節です。桜の花を愛でるお花見は日本独特の文化ですが、今やアニメなどと同様、海外でも知られるところとなりました。テレビでも盛んに海外からの観光客にマイクを向けて感想などを聞いています。
「お花見って素晴らしい。桜はきれいです」
とたくさんの方が言っていました。日本を少しでも理解して頂けるのと、日本文化を愛してくれるのは嬉しいことですよね。
 今年は例年より早い開花で2週間ほど花見の季節が繰り上がりました。7日の桜花賞はかなりの確率で葉桜になってしまうようで残念ですが、3月24日の中山では、満開の桜の中、マーチS(G3)が行われました。当場からはバーディバーディとドラゴンフォルテの2頭が出走。花冷えのするちょっと寒い一日も、相変わらず熱い私でした。

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 今年6歳になるバーディバーディは、3歳時は兵庫チャンピオンシップとユニコーンSを圧倒的1番人気で完勝し、以降GI戦線でジャパンCダート4着、暮れの東京大賞典で3着。年明けのフェブラリーSはトランセンドから0.2秒差の3着。古馬になってさらなる活躍を期待していましたが、善戦どまりが続きます。レコードタイムを記録した昨年6月のアハルテケSがユニコーンS以来2年ぶりの勝利となりました。

 バーディバーディといえば、従弟のPoint of Entryが米国で大活躍中です。母ホームスイートホームの全姉の仔にあたるDynaformerの牡馬で、バーディバーディとは8分の7同血です。昨年春から急成長し、条件戦から初重賞のGU、続く3つのGIまで破竹の勢いで5連勝。BCターフの2着をはさんで、5歳になった今年初戦のGIも勝利で飾りました。

 GI馬を多数輩出している世界的な血統だけに、バーディバーディにももう一花咲かせて欲しい。ここを勝てば3年ぶりの重賞制覇です。復活への期待が高まっていました。

 一方、4歳のドラゴンフォルテは2週前の中山でオープン入り。その勢いのままに重賞初挑戦でした。中山との相性の良さ、54kgと予想よりも軽かったハンデ、そして鞍上は内田博幸騎手ということで、バーディバーディよりもたくさんの支持を頂きました。

 さて、トップハンデ58kgを背負ったバーディバーディ。パドックでの気配も良く、期待に押されるように、前回の勝利と同様、ハナを切りました。ドラゴンフォルテは後方待機。
 最後の直線、バーディバーディが後続を引き離します。1馬身、2馬身・・・これは強いと思った瞬間、外からグランドシチーが強襲。並んだところがゴールで、結果は悔しいハナ差の2着でした。ドラゴンフォルテは大外を追い上げて3着からハナ+クビ差の5着。斤量の差があるとはいえ、上がり3Fは勝馬と同タイムで、オープンでも十分勝負になることを証明しました。バーディバーディは勝って欲しかった。・・・勝負って非情ですね。

 ですが、同じ日の中京1レースで全弟のバーディーイーグルが期待に応えて、当場にとって11週連続となる大きな勝利を決めてくれました。鞍上の戸崎圭太騎手、大井から中央に移ってますます勢いを増しています。追っても追ってもなおエネルギッシュ。経験の少ない中京競馬場での見事な手綱捌きに、ゴール前は
「お客さん、他の人の迷惑ですから静かにしてください」(いつも某氏に注意されます)
と注意されそうなくらい、熱狂して叫んでいました。

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 3月最終週も勝てば12週連続と記録が続いたのですが、残念ながらここで一区切りとなりました。海外生産馬の2勝を含め、11週で合計20勝。07年に記録した16週連続勝利には及ばずでしたが、年明け2週目からコンスタントに勝鞍を積み上げ、4頭がオープン馬になりました。いよいよクラシックGI戦線が幕を開ける4月。心機一転、さらなる活躍を願って頑張ってまいります。

マーチS2頭のゼッケン。
騎手の脚があたる部位の擦れ具合が、直線の激しい攻防を思わせます。
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