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2014 #6新種牡馬の産駒たち出産シーズンも終わったところで、注目の新種牡馬の産駒について、当場に限りですが感じたことをお話しましょう。 まずは、昨年200頭を超える牝馬を集めたルーラーシップ。父の欠点である蹄がどう出るかを心配していましたが、産駒には遺伝していないようです。伸びのある雄大な馬格で、顔立ちに気品があり、すべてにおいてA級だと思います。価格が高騰する実績のある種牡馬に対して、現時点では求めやすく、期待も込めて楽しめる種牡馬ではないでしょうか。セレクトセールにも上場しますので、注目して頂きたいと思います。 チェンジユアセルフ2014 牡 2/19生 母父Giant's Causeway 【セレクトセール上場】 ディープブリランテも昨年の種付け頭数は200頭を越えました。偉大な父ディープインパクトの産駒には小柄な体型と線の細さが見受けられますが、ブリランテの産駒は牝馬でもしっかりしています。矢作師が気に入っていたというトモのボリュームは、ブリランテの母方に入るMiswakiとLyphardから遺伝しているものと思います。産駒もその特徴を受け継いでいます。期待値の高さの割にリーズナブルという点でおすすめです。
それからストリートセンス。1年限りで米国に凱旋帰国してしまったため、国内では貴重な世代です。当場ではトレンドハンターとスティールパスの重賞ウィナー姉妹の仔が生まれる予定でしたが、残念ながら2頭とも授かることができませんでした。配合的にもかなり期待していたので、今年も同配合というわけにいかないのが本当に残念でなりません。 Million Seller 2013 牝 1/22生 母父A.P. Indy 2年目の産駒になりますが、ダノンシャンティ。今年は牡馬2頭が生まれました。祖父フジキセキにも似た、いかにもスピードタイプといったトモをしています。下の2頭はともに母の初仔ですが、生まれの近い人気種牡馬の産駒と比べても、馬の出来は全く負けていません。
同じくフジキセキの後継ではキンシャサノキセキの産駒が今年デビューを迎えます。当場では初年度は残念ながら授からなかったのですが、今の1歳の出来がとても良いです。初年度産駒の活躍が楽しみですね。 ワスレナグサ2013 牝 2/22生 母父アグネスデジタル 最後は米国から、Shackleford.このコラムでも何度かご紹介してきた当場繁殖レディジョアンの半弟で、プリークネスSなどGT3勝。4頭の重賞勝ち馬を送り出している母Oatseeが2011年の年度代表繁殖牝馬に選ばれた、新進気鋭の種牡馬です。供用初年度の昨年は168頭の牝馬を集めました。仔出しが良く、初仔の出来を見たブリーダーのリピート率が高いそうです。当場では母父サンデーサイレンス2頭を含む3頭が生まれました。トモのボリュームに、節々のつくりもしっかりしており、姉レディジョアンの産駒とともに、弟Shacklefordが送り出す産駒の活躍にも期待しています
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