2018 5月
Praise Nature

ホエールキャプチャの1歳に名前がつきました。
応援してくださった皆様に、感謝とともにご報告申し上げます。

 現状は、食道狭窄による飲み込みにくさは依然あるものの、それをうまく解消するためのコツを自分でつかんだようです。走り回った後に気道と食道の癒着の影響を感じさせることがありますが、大きく体調を崩すこともなく、みんなと同じように放牧地で過ごしています。

 名前はプレイズネイチャ。
 じつはかつて同じ名前を持つ馬がいました。ホエールキャプチャの曽祖母タレンティドガールの1つ下の弟(父ハートツービート、母チヨダマサコ)です。

 初代プレイズネイチャは当歳のときに腰骨を折る大怪我を負いました。絶望的な大怪我から競走馬デビューまでこぎつけたこの馬に、私の母・飯田政子(チヨダマサコは父が母の名からつけたもの)は「根性を称える」という意味を込めて、プレイズネイチャ Praise Nature という名を贈りました。
 プレイズネイチャはその心に新馬勝で応え、その後も入着を重ねて8戦1勝、2着1回、3着3回の成績を残しました。

 馬名は9文字まで可能なので、当時はなぜ「ネイチャー」ではなく「ネイチャ」なのかと思いましたが、今となっては、ホエールキャプチャとおそろいの響きを持つ、まさにこの馬のためにあるような名前です。まさか30年前にすでに用意されていたとは・・・母、恐るべし。
 そして今度は牝馬なので、母・政子がこの名前に込めた心意気がチヨダマサコの系図に加わることになります。

 二代目プレイズネイチャ。
 代を経ても、その名がずっと残るような繁殖牝馬になってくれることを願って。