――20歳のD君は高校卒業後、千代田牧場に入社。
東京競馬場で行われた「牧場で働こうフェア」がきっかけでした。
千葉に配属されて1年がたち、2年目は出張で北海道にやってきました。 実家が関東のD君にとっては初めて親元から遠く離れることに。 北海道では、お産やセリのシーズンを経験しました。 千葉に戻ってきた息子の成長ぶりを、お母さんがとても喜んでくださいました。
成人式を迎えたD君とお母さんから頂いた言葉を紹介します。

 千代田牧場という伝統のある牧場で、まったく触れたことのなかった馬の育成に携わってもうすぐ2年が経とうとしています。 ぼくは今年、無事に成人式を迎えることができました。
 最初は慣れない環境で慣れないことをやっていたので、 不安や疲れでくじけそうになったことが何度もありました。 今でもこうして続けていられるのは、先輩方の的確かつ丁寧な指導のおかげです。 ここでの生活はなかなか味わえない貴重な経験であり、自分を成長させ、磨ける場所です。 これからも自分にはこの場所で社会人として成長していかなければならないところがたくさんあります。 1日1日を大切にし、レベルアップできるように努めていきたいです。

 今から2年前、高校3年生の最終面談で「大学に行って経営学を学び、親の後を継ぎます」と言った息子。 思わず「本当にそれでいいの?やりたい仕事があるんじゃないの?」と強く問いかけたことを、今でも覚えています。
 そこから東京競馬場で行われた「牧場で働こうフェア」を知り、たくさんの会社や専門学校がある中、 奇跡的に千代田牧場と出会うことができました。社長の熱意のこもった話と聞き、息子もより興味が湧いたようでした。 「本当にやる気があるのなら、部活を引退したら職場体験に来てみればいい」と言って下さって、4泊5日の貴重な体験をし、 迷うことなく決められました。入社した当時は仕事はもちろん、身の回りのこともきちんとできているのかとても心配でした。 1年9ヶ月という短い間に、千葉牧場だけではなく北海道でも働かせて頂いたことで、いろんな経験をし、 心身共に大きく成長させてもらいました。
 今こうして、よい成人式を迎えられたのも、社長の細やかなお心遣いと、従業員の方々や息子に携わって下さっている 方々にたくさんのご指導とご配慮を頂き ながら働かせてもらっているお陰だと心から感謝しております。 成人となった今、気持ちを改めしっかり仕事に取り組んでほしいと思っています。


彼を叱ったことがありますが、一緒にごはんを食べに行ったときなどに、いろいろと聞いてきました。 反省を次につなげて頑張ろうとしているのを見て嬉しくなりました。

70代のSさんが何かと目をかけてくれていました。
一緒に働くおじいちゃんのような存在も大きかったのではないかと思います。

ぼくも入ったばかりのころは、目の前の作業に一杯一杯でたくさん叱られました。

今思い返すと、どうして怒られたのかよく理解できるし、叱ってくれた人のすごさがわかります。
本当に「すべては馬のために」ですから。