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2012 #102歳馬の季節 part2・・・勝つまで買うよ9月の頭は例年通り、米国キーンランドの1歳セリに行ってきました。当場の米国生産馬からは、ミリオンギフトの牝馬が上場しました(ミリオンギフトと産駒については09年3月、10年12月を参照)。父A.P. Indyはこの1歳が最後の世代ということもあって、総じて高値がついていましたが、ミリオンギフトはその中でも2番目に高い72万5000ドルで落札されました。 馬自身もとても良い馬ですが、母父のサンデーサイレンスが繁殖としての期待をさらに押し上げたようです。競走馬としても全姉のミリオンセラーを越える活躍を期待しています。来年は米国からもいいニュースがお届けできればいいですね。
アメリカから14日の金曜日に帰国すると、翌日からは土日月の3日間開催。久々の日本の空気に息つく暇もなく競馬三昧です。 *     *     *     *     *
さて、前置きが長くなりましたが、今月の主役は、9月22日の中山5R新馬・牝馬限定の芝1200mでデビューした2歳馬です。 その言葉からちょうど1年後の今年7月、ワンツーステップは尾関厩舎に入厩しました。8月の頭にはゲート試験に合格。このまま順調に行けばと思った矢先、少々夏バテをして、尾関師からは一旦放牧を提案されましたが、そのまま厩舎で回復を待ちました。デビューを予定していた9月第2週の競馬ブックには注目馬としてカラー写真が載り、Gallopの注目馬にも名前が挙がりました。想定の頭数から出走できることは確実だったので、いよいよかと期待を膨ませていたら、なんと追い切り後に熱発。 そうしてやっと迎えた新馬戦は2番人気、鞍上は田中勝春騎手。まあまあのスタートを決めて中団につけました。が、3角手前で下がり気味に・・・。 「おいおい、勘弁してくれよ」 と思わず目を覆いたくなったところへ、外からビューンと上がってくる芦毛の馬体。直線は危なげなく前の馬を抜き去り、見事な新馬勝でした。 「いやあ、『勝ったらゴルフに連れて行く』って言ったの本当になっちゃったねぇ」 レース後、私の携帯にスタッフたちからメールがきました。 *     *     *     *     *
「勝つまで買う」と言って下さったオーナー。 これからも、応援して下さるオーナーの期待に応えるために、スタッフ一同より一層の努力をしてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 |
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